acochanchangのブログ

過去のどうしようもない自分を許す為に。

自分軸で生きる為に②〜その日は、付き合い記念日だった。

あれから、半年程経った頃だろうか。


その日は、付き合い記念日だった。


酔っ払い、朝方帰宅した主人に身体を求められ応じた直後、主人が、別の女性の名を呼んだ。


私は、前のあのメールの女性の名をすっかり忘れていたが、きっと同じ女性に違いないと思い、コトを終えて主人が寝たのを良いことに、あれ以来初めて主人のスマホを手に取り、調べてみた。


やはり同じ人のようだ。


私は泣きながら、主人を起こし、問い詰めた。


主人はあっさりと認めた。


私は、大バカだと思った。


何故、あの時、信じたのだろう。


普通に考えれば、完全に黒なのに。


何も知らずに、主人を信じてた自分を許せなかった。


そして、何も知らずに主人を信じてた私を裏切ってた主人も許せなかった。


主人はすぐに寝た。


私は、ただ悲しかった。 


しばらくして主人は目を覚まし、


「ご飯食べに行こう」


と言った。


私は神経を疑った。


こんな時に何を言ってるのだろうこの人は。


しつこく言われ、結局、ご飯を食べに行った。


主人は謝ったが、軽い感じだった。


男の浮気なんで、何てことはないと思っているようだ。


私は、普段、怒ったりしないので、笑って許してくれると思ってたらしい。


はぁ?と言う感じ。


最初は怒りよりも、ただただ悲しみと、訳分かんなさに包まれていた。


騙されてた自分が恥ずかしい。


いつから私は騙されていたのだろう?


前回の、メール事件のちょっと前、主人は、深夜、タクシーの運転手と喧嘩になり、手を出される寸前、反射的に相手を押し倒したら怪我をしたらしく、傷害罪で逮捕されていた。


本来なら正当防衛なのだが、相手の運転手は大袈裟にやってないことも言ってたらしく、出て来るまで何日か掛かった。


何日だったかももう覚えてない。

多分、5日位だったように思う。


私は、1日も早く出て来たいだろうと思い、刑事事件に強い弁護士を調べ、都心に出向き、途中、トイレでフラつきながらも、弁護士に相談し、義母にお金を工面してもらい、弁護士料やら示談金やら何やら結構な額を面倒見てもらった。


面会に行ったらその弁護士を雇ったことを喜んでくれると思いきや、自分で国選弁護士雇えるから、余計なお金使わないでと怒られた。


けれども、もう払ったものは仕方ない。

何日か後、裁判所にもお金を支払い、迎えに行き、感動の再会を期待してたら、全く普通通りで、この人、全然、へこたれないんだわと思った。


酔って喧嘩したことを反省すると言うよりは、正当防衛なのに逮捕されたことに対しての怒りの方が大きいようだ。


主人は、その事件により、むしゃくしゃし、納得いかず頭がおかしくなって、浮気してしまったと言っていた。


確かに、頭がおかしくなるのは分かる。


けれど、どうしてお酒の飲み方を変えるなり、そうなった原因を改善しようとしないのかが私には理解出来ない。


酔っ払って財布を落としたり盗まれたりもしょっ中で、私が探し回ることもあり、お酒の件は再三言っていた。


けれど、本人は、お酒飲めないなら死んだ方が良いと言う感じ。


もしかしたら、アル中⁉️とその時は本気で思ってたが、あれから8年経った今も元気に飲んでいる。


何日か泣き暮らしたら、その後、怒りが出て来た。


人生で初めての大きな怒り。


主人は、あの後、泣いて謝ってもいたが、私は収まらず、殴る蹴るをしながら、罵倒した。


一貫して、

「自分が悪い。あこは何も悪くない。」

と、ひたすら謝っていた。


私は、毎日やる気もなく、ただただ死にたいと思う日々。


離婚とか考えることもなく、悲しく気が付けば涙が溢れ、寝込むしかなかった。


私は、言葉だけでなく、態度で示して欲しかった。


お酒をやめると嘘でも良いから言って欲しかった。


でも、絶対、そんなことは言わない。


まだ私は全然気持ち回復してないのに、1週間か2週間か経った頃、行きつけの飲み屋のボーリング大会に行きたいと言い出した。


そのボーリング大会には、例の彼女も来ると言う。


また、はぁ⁉️だ。


あまりにも感覚が違い過ぎる。


わざわざその彼女も来るとか言う?


普段から、逐一あった出来事を報告する人だったので、それもあって信頼していた。


けど、ここでそれ言う?


意味が分からない。


             続く。